いつもありがとうございます。梅の種類で有名といえば、和歌山県の「南高梅」。でも梅の種類は地域によって色々あります。6月に開催のTAC未来食育プロジェクトで使う梅は福井県の「紅映(ベニサシ)梅」です。すみちゃん先生からその特徴を教えて頂きましょう!
福井の梅 紅映(紅サシ) の特徴
●福井県の独自品種
自家結実性を持ち、自分の花粉で実を成らす(1本で実を成らす)ことができます。
これは、花咲く時期がまだ寒く、昆虫等の助けが得られない日本海側の気候だからこそ、受け継いできた特性でありますが、近年の気候変動により、結実が少なくなり、昆虫等の助けもいる様子です。
●その名の通り、実が熟してくると日当たりの良い部分が紅色を帯びます。
梅酒、梅干しに適して、特に梅干しは肉厚でぽったりとした食感が特徴です。
●種が小さい。
通常、梅の果実の重さの約10%が種ですが、「紅サシ」の種の重さは約6%と、格段に種が小さいことが分かります。
種が小さいということは、肉厚な梅干しに仕上がります。
●皮が薄い
完熟果は皮が薄いのが特徴です。
食感が良く、口の中に皮が残りません。又、シソで染まりも良くなります。
●酸が少なめで、味はまろやかです。
酸味の成分である有機酸がやや少なく、うまみ成分であるアミノ酸やカルシュウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルを多く含んでいます。
是非、紅サシ梅を使った梅干しを作って見ませんか?
※渡辺農園の梅、梅干などの販売もございます。詳細が決まりましたら、こちらのHPでもご案内いたします。