こんにちは、幸代です。今年もどうぞ宜しくお願いします。

先日14日に帰国しました。

成田空港に降り立つなり、見慣れた景色、空気感から、やはり自国に帰って来たな~と毎回ほっとします。

私は飛行機が出発する時、窓から思わず探して見てしまうシーンがあります。

それは自分の乗る飛行機がターミナルから離れる時の整備スタッフです。

カナダ、アメリカではまず見られないのですが、寒い中、暑い中でも日本人整備士は数人がきちんと整列して手を振って送り出してくれるのです。

機内から何人の人がその姿勢を見ているのか、関係なく。

その光景を見る度に、私は胸が熱くなります。なぜかジーンときてしまうのです。

そういえば空港だけでなく、日本では「お見送り」という光景がよく見られる事に気づきました。

新幹線が出発する時、駅で電車が出発する時、船が出航する時、また宿泊した旅館をバス等で出発する時等、当たり前の様に、ずっと見てきた光景が日本独自の文化であったと。

日本人は無宗教民族と海外では言われることがよくありますが、私はむしろ宗教に関係なく当たり前の様に、日々の生活の中でこれほど「見送る」という行動の中に「人々の旅の安全を祈る」行為が浸透している民族は類稀であり、誇らしくさえ思います。

今、日本の観光地ではオーバーツーリズム問題があると聞いています。

私は海外の観光客の人がもしも目に余る行為をしている場面に自分が遭遇したら、自分だったらどうするか、少し考えました。

日本人が大切にしているものを汚したり、傷つけられていたら、黙って見ぬふりをするのではなく、勇気を出してその方を「責める」のではなく、その行為によって自分がどう感じるのか、他の人がどう迷惑しているのかを伝えて相手に解ってもらえたらいいなと、頭の中でシュミレーションしてみたりしています。

昔、竹内先生から教えて頂いた「罪を憎んで、人を憎まず」というお話を思い出しました。

自分も一人の日本人として勇気ある行動が取れたらいいなと思いました。がんばれ幸代!

そういえば、バンクーバーでの公共の乗り物で最近リュックの背負い方に関してポスターが新しく貼られるようになりました。

「車内が混雑してきたら大きなリュックは前で抱えるように!」と。

「え!?これは日本発の習慣がカナダまで届いたのかな?笑」なんて思ってしまいました。

バンクーバーではまだまだ定着していない新習慣ですが、グローバル化が進む世界で、地球人が気持ちよく共生する世界になったらいいな、そのお手本がやはり日本かな、なんて思ってしまいました。

今回、その写メを撮って無いのでご紹介できなくてごめんなさい。

ではまた来月、まだ日本にいますが、投稿させていただきます。(see you next month!)