9月9日は「重陽の節句」

1年の五節句の最後になります。旧暦ではこの頃、菊が咲く時期なので菊を使い、飾るだけでなくお酒につけたり、お風呂にいれたりして邪気を祓い、長寿を祈ることから「菊の節句」とも言われます。

以前参加した日本文化を愛でる会の松本先生主催の重陽の節句の宴。最初に樽開きで、出てきたのはたくさんの菊の花で埋めつくされた贅沢な菊酒。お酒に菊の香りがうつって、なんとも言えない美味しさです。

着せ綿をのせた菊の花飾り(佐原花冠の重陽の節句の会より)

一晩置くと、綿に菊からのつゆでしめり、菊の香りが染みるので、綿で体を拭いて邪気払いをします。今では中々みられない風習ですね。

「陰」極まって「陽」となる

古代中国では陽の数字(奇数)の中の「9」は最大の数字で、それが重なった日「重陽」は「陽」の氣が最大限に満ちるとし、特に大切な期日とされています。どんな苦境に立たされ、絶望的な状況下にあろうと「智慧」を持って、状況を反転させることができるということです。

どんな状況も乗り越えるために、健康であることはマスト!今日はぜひ「菊」をご活用くださいね。

【日本文化を愛でる会横濱研究会開催のお知らせ】9月20日(月・祝)13:30〜15:30(予定)ZOOMにて