新しい年を迎え、世間はまた慌ただしい空気が流れています。十分注意をしながら、自分たちのやれるべきことをして、1日も早い収束を祈るばかりです。

 さて、お正月料理の定番のお雑煮!元々はお正月に限らず、おめでたいことがあれば食べられていました。その土地ごとに具材や出汁が変わり、餅の形や焼くか煮るかなど、各家庭毎の特徴もあるから、お雑煮を語り合うとエンドレスに盛り上がります。しかも、1つのお椀の中に、餅と肉や魚、野菜が同時にとれる万能食でもあるのです。

 私たちが主催している『日本文化を愛でる会横濱研究会』の講師、松本栄文先生は、以前よりお雑煮文化の研究と普及に尽力されています。昨年、『お椀ひとつで一汁一菜 雑煮365日』(NHK出版)をご出版されました。年末年始にはNHK Eテレ『お雑煮ジャーニー』や『あさイチ』にご出演されて、お雑煮の魅力を語り尽くしていました。本当に奥が深い!!恐るべし、お雑煮。

 皆様も、ぜひ日々の食生活にお雑煮を取り入れてみませんか?