『アウトプット大全』(樺沢紫苑著)

インプットが好きなので、本を読む。セミナー、講演を聴く。などは積極的にやってきた。

コミュニティの代表をしていることもあり、アウトプットもしている方だと思ってきた。

でも『アウトプット大全』を読んだときに、今まで考えていたアウトプットでは全然足りていないことがよ〜〜〜〜くわかった。

インプットとアウトプットの平均的な比率は7:3。ところが、暗記の実験では30〜40%を「覚える時間」に費やしたグループが1番高得点だったことから、インプットとアウトプットの黄金比は3対7。インプット時間の2倍近くをアウトプットに費やすように意識することが成長への鍵だった。

インプット過剰、アウトプット不足が「勉強しているのに成長しない」最大の原因と書かれていることに目から鱗・・・どころか、詰め込み過ぎて活かしきれていなかった自分に気付かされた。入れても出していなければ、入っていないのと同じ。脳科学でもアウトプットの大切さは散々聴いてきたけど、「知っている」と「やっている」は本当に違う。行動なくして、成長はない!

この本には具体的なアウトプット方法がいくつも書かれていることが嬉しい。

元々「書くこと」が好きなので、本の中にあった「アウトプット力を高める7つのトレーニング法」から毎日のポジティブ日記を書き始めた。書くことは脳を活性化するとも書かれていたので、一石二鳥にも三鳥にもなってほしいと欲張りな自分が出てしまうが、それもまたよし♪

もう1つ、ノート術でも、大きな気付きがあった。
セミナーなど勉強会では、一言一句書き漏らさないように必死にノートに書き込むことが良いことと思っていたが、「そういう人に質問をふると、まったくセミナーの内容が入っていないことが多い。」という言葉にドキっとした。確かに、書いたノートを見ながらしか話せないかもしれない・・・

1セミナーで3つの気づき、3つのTO DOが得られれば充分ということに、なぜかほっと気持ちが楽になる自分がいた。

見開き2ページのノート術も即始めてみたい。

今は入れることより、アウトプット(出すこと)、手放すことが大事な時代とも言われている。

インプットよりアウトプットが増えた自分が、どう変わっていくのか楽しみだ💜